アトピー性皮膚炎は掻いてしまうと悪化します。
それはアトピーである人であれば
誰もが実感していることだと思う。
もし、湿疹が出て掻くことを止められたら、
悪化は食い止めることができるかもしれません。
ですが、掻かないだけではアトピーは治りません。
根本的な治療にはなりませんし、
掻く前に湿疹が出て痒みが出るのですから当然です。
あくまでも掻かないという心得は、
悪化を予防して治療を早めることにしかなりません。
そもそも全く掻かないことなんて不可能に近く、
寝ている間とか無意識に掻いてしまします。
私もアトピーの治療に長年取り組んできたので、
「絶対に掻かない」と決めた時なんかがありましたが、
ハッキリ言って全然実行できませんでした。
それで脱ステなんかしたもんだから反って悪化しました。
寝ている間に掻かないようにする手袋なんかも買いしてましたが、
痒みって掻くか薬でも塗らないと治まらない。
大人でも掻かないことなんて不可能なんだから、
大人がアトピーの子供が掻くことを叱るなんてある意味理不尽です。
出来るだけ掻かないように注意するのは当然だけど、
子供がアトピーで皮膚を掻きむしってしまっても怒らないであげてほしい。
アトピーの痒みって時に半端じゃないんだから。
実は私の姪っ子も小さい時はアトピーで、
掻くたびに母親(私の姉)に酷く怒られていたので、
たぶん掻いくことを叱ってしまう親も多いんだろうなと。
そんなこともあって今回の記事を書いてみました。